(最終更新日:2026-02-05 15:22:50)
  コタケ ナオコ   KOTAKE Naoko
  小竹 直子
   所属   国際関係学部 多文化コミュニケーション学科
   職種   教授
研究分野
  専門分野
日本語学, 日本語教育 (キーワード:日本語文法、日本語教育) 
  現在取り組んでいる研究課題と研究概要
日本語で許可を求める際に用いられる表現として「~してもいいですか」と「~させてもらってもいいですか」があるが、どのような場合にどちらの表現を使うかは明確ではなく、非母語話者を対象とした日本語教育においてもその使い分けを十分に指導できていない問題がある。拙著(2022)において「~させてもらってもいいですか」は「~してもいいですか」よりも目上の人に対して多く使われる傾向が明らかとなったが、相手が目上である以外にも、許可を求めようとする内容が相手に迷惑をかけるような内容である場合によく用いられることが明らかとなった。この傾向は日本語母語話者においては顕著であるが、外国人留学生は内容によらず相手が目上の人であれば「~させてもらってもいいですか」を日本語母語話者よりも多く使う傾向が見られた。そこで、外国人留学生は「~させてもらってもいいですか」を単に丁寧表現として理解しており、相手の許可を得て行為を行う意味を意識できていないのではないかと予想される。もしそうであれば、「~させてもらってもいいか」という許可求め表現の構造が十分に理解されていない可能性があり、日本語教育にとって重要な示唆となる。今後の調査によって、日本語母語話者と非母語話者の許可求め表現の選択に関わる意識の差を明らかにしていきたい。
経歴
  学歴
1. 1994/04~1998/03 大阪外国語大学 地域文化学科 中東地域文化専攻(ペルシア語) 卒業 学士(言語文化)
2. 2001/04~2004/03 広島大学大学院 教育学研究科 言語文化教育学専攻 博士課程修了 修士(学術)
3. 2008/04~2011/05 広島大学大学院 教育学研究科 文化教育開発専攻 博士課程修了 博士(学術)
  略歴
1. 1998/04~1999/11 株式会社 三城 販売営業職
業績
  著書・論文
1. 著書  『こころの動き』を言語はどのようにとらえるか―心理動詞と心理形容詞の使い分けを通して― 日中理論言語学の新展望3 語彙と品詞  (共著) 2012/07
2. 論文  留学生の語学力自己評価と異文化受容態度との関連性 亜細亜大学学術文化紀要 (46),1-17頁 (単著) 2025/09
3. 論文  PBLによるビジネス日本語教育の実践報告―大学学部留学生を対象とした就業体験型授業の試み― 亜細亜大学学術文化紀要 (45),93-101頁 (単著) 2025/03
4. 論文  日本企業の雇用文化に対する外国人留学生の理解と評価 亜細亜大学学術文化紀要 (44),1-20頁 (単著) 2024/09
5. 論文  「べきだ」と「ほうがいい」による勧め表現の違い 亜細亜大学学術文化紀要 (42),79-100頁 (単著) 2023/09
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  講師・講演
1. 2014/11 伝わる文章の書き方(愛知県岡崎市商工会議所)
2. 2016/11 日本人が間違いやすい日本語(愛知県岡崎市商工会議所)
  教育上の能力
●教育方法の実践例
1. 2019/04/10~ 留学生のためのキャリア教育科目「ジャパン・スタディーズⅠ」
2. 2020/05/20~2021/01/27 留学生による「日本企業文化研究」の指導:「ジャパン・スタディーズⅡ」を通して
●その他教育活動上特記すべき事項
1. 2017/04/01~ 国際関係学部の留学生に対する学習支援と情報提供
その他
  所属学会
1. 2008/04~ 日本語教育学会 Link
2. 2008/04~ 日本語文法学会 Link
3. 2017/04~ 日本説得交渉学会 Link
  受賞学術賞
1. 2019/11 日本説得交渉学会 論文賞 (外国人留学生の日本語による交渉力への影響要因)