ヤジマ ミツコ   Yajima,Mitsuko
  矢嶋 美都子
   所属   法学部 法律学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1997/12
形態種別 論文その他
査読 査読有り
標題 「庾信研究-恥意識と修辞の特色について」(博士号取得論文)
執筆形態 単著
掲載誌名 お茶の水女子大学大学院
概要 本研究は、序論、本論、結論から成る。本論第一章は、新たに制作した庾氏の系図(庾信の一族、新野の庾氏、潁川の庾氏の三葉)を中心に庾氏の家風の考察。第二章は修辞の特色と庾信の宮廷詩人としての姿勢。第一節は「恥意識」の諸相と北朝の文学環境について。第二節は「蒙賜酒」詩に見るテーマの特異性と修辞の特色について。第三節は梁朝の忠臣・王琳の墓誌銘や碑の表現内容と、史書の記述との比較検討。第四節は庾信の北朝での軍事詩に見る雲の特異性とその意図について。第五節は「喜雨」詩に見る烏と雁の対句に於ける庾信の宮廷詩人としての修辞の工夫。第三章は、庾信の作品の唐詩への影響を見る。第一節は庾信の「対雨」詩が初唐の太宗へ与えた影響。第二節は庾信の五言絶句型の作品の声律面での近体詩としての完成度の検証。第三節は、庾信の「遊仙人仙詩」の「藤」の地域性、時代性と、「藤」が詠出されている庾信の「遊仙詩」の文学史的に位置づけ。結論は、庾信が恥意識を抱きながら、名作を残した原動力に、刑余の身ながら『史記』を書いた司馬遷に自らを比していることをまとめた。