オガワ ナオユキ
OGAWA Naoyuki
小川 直之 所属 経営学部 経営学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/07 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 中世シリア・パレスチナ、キプロス、ペロポネソスのフランス文学 - 十字軍国家における文学活動 - |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 亜細亜大学学術文化紀要 |
巻・号・頁 | (21),21-42頁 |
概要 | 十字軍によって地中海東岸地域に建国された国家群はフランス人の植民地だった。約400年にわたり存続したこれらの国々は、恒常的な戦争状態にありながらも、一定の知的・文化的水準を維持した。フランス語による文学的著作活動も盛んに行われたが、史書や法律書など、もっぱら「ノンフィクション」のジャンルが好まれ、フランス本国で流行していた神話的な叙事詩や寓意的な『薔薇物語』などは顧みられなかった。本稿では、中東で生産ならびに受容された文学作品を読み解き、十字軍の現実を生きていた人々の文学的嗜好を浮かび上がらせた。 |