オガワ ナオユキ   OGAWA Naoyuki
  小川 直之
   所属   経営学部 経営学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2006/11
形態種別 単行本
標題 『続 剣と愛と-中世ロマニアの文学―』
執筆形態 共著
出版社・発行元 中央大学出版部
巻・号・頁 139-167頁
概要 執筆担当部分:「サラディンを倒したイスラムの名剣マルグレ―中世フランスの物語におけるイスラム排撃のプログラム―」
15世紀フランスの作品『サラディン』で、世界史的英傑にして十字軍最大の敵サラディンは、十字軍戦士によって投じられたイスラム伝来の名剣マルグレによって倒される。この剣は12世紀前半の叙事詩にイスラム王子の愛剣として描かれて以来、様々な作品を通じてキリスト教とイスラム教双方の英雄の手を転々とした。『サラディン』作者が、サラディン打倒のためにはこの剣をもってするしかなかったことに、当時の西欧におけるイスラム観を観察した。