ハラ ヒトシ
Hara,Hitoshi
原 仁司 所属 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1997/10 |
形態種別 | 論文その他 |
標題 | 「リアリズムからの蝉脱」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『千年紀文学叢書』 |
出版社・発行元 | 皓星社 |
巻・号・頁 | 1巻 |
概要 | 金沢出身の室生犀星が、その幼年期をすごした養家「雨宝院」は、密教真言宗の末寺である。おそらく犀星は、育った寺の宗教的な環境に多大な影響を受けているはずであり、また、実際に彼の作中には、宗教的雰囲気がかなりの度合いで読みとれる。が、しかし、何故かこれまで彼と宗教との関係は等閑視されてきたふしがある。川端康成をして「言語表現の妖魔」とまで言わしめた犀星独特の表現技法を、主として彼の生い立ち、そして、宗教との関係から論究したのが本稿である。 |