ターバーフィールド ピーター   TURBERFIELD Peter
  ターバーフィールド ピーター
   所属   国際関係学部 国際関係学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013/01
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 Theatricality in the Works of Pierre Loti: an unconscious need for an audience
執筆形態 単著
掲載誌名 『亜細亜大学学術文化紀要』
出版社・発行元 亜細亜大学
巻・号・頁 22,pp.59-76頁
概要 Lotiは自分の作品の演劇的特質について指摘し、幼少期に人形芝居の中で想像を頼りに異国の場面を創りあげていたことの重要性を強調している。そうした場面の再現として彼の作品を読むとき、そこに描かれた旅や恋愛は、さながら舞台劇のような様相を呈する。しかし、想像が創りだした異国は、当然ながら大袈裟で通俗的なものになっている。そして、彼が創りあげた“Loti”という登場人物と、彼が暮らした東洋という舞台背景もまた、演劇的な雰囲気をかもしだす要素となる。彼が創りあげた東洋という舞台は、実態に欠けるように思われる。Loti演じる男性支配者が体験する異国情緒あふれる性体験は、理想を組み立てたものであり、そうしたイメージに不可欠な危うさを強調している。Lotiの作品には、そうした特質が執着を感じさせるほど度々見られるが、それは彼が抱いている不全感を隠すと同時にあらわにもしている。