オオハラ シュンイチロウ   OHARA Shunichiro
  大原 俊一郎
   所属   法学部 法律学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2019/03
形態種別 論文その他
招待論文 招待あり
標題 国際関係論のレゾンデートルをめぐる論争―IR・英国学派・ドイツ歴史学派の建設的対話に向けて
執筆形態 単著
掲載誌名 『国際政治』
掲載区分国内
巻・号・頁 (196),144-154頁
概要 本稿は『ウェストファリア史観を脱構築する』(ナカニシヤ出版、2016年)の表題に示された命題に対し、アメリカ国際政治学(IR)を英国学派『英国学派入門』・ドイツ歴史学派『国際史』の視点から脱構築するという形で回答した書評論文である。本稿においては、ヨーロッパ国際関係論をドイツ歴史学派を源流とし、各国の歴史学派へと波及し、英国学派において理論化されたものと位置づける。現行の国際秩序は幾度かの脱構築の結果であって、先の命題に示された性急な脱構築を推進すれば、従来の人類史的な成果を大きく毀損することになると主張し、そうした成果を最もよく記憶しているヨーロッパ国際関係論への深い理解を求めた。