クサノ ルイ   KUSANO Rui
  草野 類
   所属   法学部 法律学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2004/02
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 「医師が末期がんの患者の家族に病状等を告知しなかったことが診療契約に付随する義務に違反するとされた事例(判例評釈)」
執筆形態 単著
掲載誌名 『法学新報』
出版社・発行元 中央大学
巻・号・頁 110巻9/10号
概要 本稿は、医師の診療契約上の付随義務として、癌患者の家族に対して病名告知の適否を確認する義務を肯定した初めての最高裁判決(最三小判平成14年9月24日裁集民207号175頁)につき、分析・検討を加えるものである。本稿では、上記判決の意義が、医師が患者本人への不告知という裁量を選択した場合に、医師はいかなる行為まで行えば免責されるかという行為内容を一定程度画定した点にあることを確認した。