キム ヒョンジョン
KIM Hyeonjeong
金 賢貞 所属 国際関係学部 多文化コミュニケーション学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/07 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「韓国における博物館の変容と文化政策」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『学術文化紀要』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 亜細亜大学総合学術文化学会 |
巻・号・頁 | (35),37-70頁 |
概要 | 本稿では、ナショナル・レベルの文化政策や制度としての法律との関係から韓国の「博物館」の変貌のあり方とその意味を明らかにした。特に、韓国の博物館の現状を解釈する上で有効な「公立博物館」の存在に着目し、その増加のコンテクストを考察した。そこから究明されたのは、2000年代以降に急増した韓国の公立博物館が、それまで主流であったナショナルな博物館、つまり、韓国の悠久の歴史と優秀な文化を可視化することで韓国人としてのナショナル・アイデンティティを内面化する聖なるテンプルとしての博物館というあり方から離れ、韓国の民主化・地方分権という社会変化とともに、そのローカル性を活かせる可能性を有していたことである。 |