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アサノ ウララ
ASANO Urara
浅野 麗 所属 経営学部 経営学科 職種 准教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2008/05 |
| 形態種別 | 学術雑誌 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | 「路地」なき後のアイデンティティ―中上健次『日輪の翼』論― |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 『日本近代文学』 |
| 出版社・発行元 | 日本近代文学会 |
| 巻・号・頁 | 78,227-242頁 |
| 概要 | 後に加筆修正して『喪の領域―中上健次・作品研究―』に収めた。中上健次の小説『日輪の翼』(1984)を対象とし、<同和対策事業>により土地(<被差別部落>)から立ち退きを強いられたびとが、日本全国を周遊するという特異な設定をめぐって検討し、その移動において、人びとがいかに新たな共同体を構築するのか、また、そこで<語りの文化>はどのような役割を果たすのかを考察した。また、作品において、後期資本主義社会の<被差別部落民>青年の自己同一性と文化との関わりが問題となっていることに着目し、それを考察の枠組みとした。 |