アサノ ウララ
ASANO Urara
浅野 麗 所属 経営学部 経営学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | <女語り>の原点―中上健次「補陀落」論― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『文科表現を読む:ジェンダー研究の現在』 |
出版社・発行元 | お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「ジェンダー研究のフロンティア」 |
巻・号・頁 | 82-89頁 |
概要 | のちに『喪の領域―中上健次・作品研究―』に収めた。中上健次の初期小説「補陀落」(1974)を対象に、<姉と弟>の関係に着目して、<姉>の語りと男性主人公の関係を分析した。中上の代表作である<秋幸三部作>(『岬』『枯木灘』『地の果て至上の時』)における、男性主人公と父との関係に焦点を置く先行研究を批判的に捉え、男性主人公と<女系家族>との関係を視点とした読み換えにつなぐ作品分析を行い、女性の語りをもととする作品の構造について考察した。 |