ゴトウ ヤスヒロ
GOTO Yasuhiro
後藤 康浩 所属 都市創造学部 都市創造学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 中国産業が直面する高付加価値化の壁
~米中冷戦で崩れる産業高度化モデル~ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 亜細亜大学都市創造学部紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (7),35-41頁 |
概要 | 1990年代以降、中国は先進国企業の直接投資(FDI)によって産業を発展させて来た。製品レベルの
高度化も先進国企業からの技術移転と中国国内での部品 ・ 原料の現地調達に伴い、中国のサプライヤー が成長することで実現した。ただ、中国産業のハイテク化、高付加価値化は必ずしも進んではいない。 中国製品の「高科技(ハイテク)」比率は中国政府自身の統計でも上下変動を繰り返し、2020年以降は急 落している。これは米国主導の先端技術の対中封鎖の影響が出ているためと考えられる。今後、中国産 業の高付加価値化には大きな壁が立ちはだかり、習近平政権の掲げる「産業強国」への道のりは険しい。 中国は繊維、靴、日用品、玩具、家具といった労働集約産業で雇用と輸出を維持せざるを得ない可能性 が高い。 |
researchmap用URL | https://www.asia-u.ac.jp/uploads/files/20230429101819.pdf |