ハン ウントー
Fan Yuntao
范 云涛 所属 都市創造学部 都市創造学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1992/06 |
形態種別 | 論文その他 |
標題 | 「ポスト冷戦後の中国と国際情勢---1990年度における中国の学界動向---」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『中国研究月報』 |
出版社・発行元 | (社団法人)中国研究所 |
巻・号・頁 | 532号 |
概要 | 1989年夏に突発した天安門事件の終結を機に、中国政治は再び保守回帰にゆり戻し、国際社会から非難を浴びた中国政府は次第に孤立していく。政治的、外交的にも閉塞状態に追込まれる中国政府は、国際政治の中で受身的な行動を余儀なくされる中、世界情勢は激しく変化を生じつつあった。ベルリンの壁の崩壊を初め、中東湾岸戦争の本格化、ソビエト連邦の分裂、崩壊など激動を見せる世界情勢が続いていたが、中国政府はただ沈黙を守り通した。このような予期せぬ国際情勢の急展開をもたらす要因と今後の見とおしについて、中国の指導者及び国際政治専門家がいかに観察し、分析を行なっているか、この当たりの「学界動向」について概説したのが本稿である。 |