アガタ テル
Agata,Teru
安形 輝 所属 経営学部 データサイエンス学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/06 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 日本における電子書籍化の現状 国立国会図書館所蔵資料の電子化率調査 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本図書館情報学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 65(2),84-96頁 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
概要 | 印刷本のうち,電子書籍版が提供される割合は,年々,高まっていると考えられる。電子書籍化の進展を測るために,国立国会図書館の蔵書から印刷版の書誌データを得て主要な電子書籍プラットフォームの提供データと照合し電子化率を調査する手法を考案し,調査した。1)近年,電子化率は高くなっている,2)出版点数の多い出版社ほど電子化率は高い,3)各プラットフォームの提供する電子書籍には重なりがある,4)コミックの電子化率は高い,5)学術書の電子化率は高い,6)小説の電子化率は高いという仮説を設定した。 調査の結果,2017 年の電子化率は,36.6%となり,全ての出版物に展開した場合,約3 万点の電子書籍があると推計した。調査結果は,2)と5)以外の仮説を支持するものであった。 次に,国立国会図書館デジタルコレクションの収録件数を1901 年から1980 年まで調査し, 1960 年頃から2000 年頃までの間に電子書籍化の空白期間があることを指摘した。 |