テラシマ タクユキ
TERASHIMA Takuyuki
寺島 拓幸 所属 社会学部 現代社会学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「失われた20年」のファッション消費――低価格志向は消費量に影響するか? |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 文京学院大学人間学部研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 文京学院大学人間学部 |
巻・号・頁 | 15,19-30頁 |
概要 | 本稿では,長期的な経済不況や雇用不安から「失われた20年」と呼ばれる1990・2000年代の日本において,ファッション消費の時系列的な変化を扱った。とりわけ,衣服のファストファッション化に着目し,総務省統計局「家計調査」の集計データを用いてファッション関連の支出額と購入数量の関係性を分析した。結果,支出面からみれば,消費支出全体に占めるファッション関連の割合は20年間縮小しつづけているにもかかわらず,購入数量はそれほど減少しておらず,品目によっては増加していることが明らかになった。ここから,日本におけるファストファッション化は着実に進行しており,その帰結として環境問題やグローバルな人権問題などの社会的コストの増大が示唆された。 |