シカナイ ナオ
SHIKANAI Nao
鹿内 菜穂 所属 経営学部 経営学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2024/01 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | Visualization of Impressions and Movement Characteristics Related to Femininity in Japanese Traditional Dance –Case Study of Expressions from Male Dancers– |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | International Journal of Affective Engineering |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 23(1),pp.39-48 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
著者・共著者 | Nao Shikanai |
概要 | 日本舞踊における女踊り(歌舞伎舞踊では女形が舞う踊り)を男性舞踊家3名が舞い、それをビデオカメラとモーションキャプチャーシステムを使用して計測した.そして,顔および骨格から性別がわからないように,モーションキャプチャデータからスティックフィギュアの映像を作成し,それらを鑑賞者189名が印象と動作特徴について評価した.その結果,鑑賞者は男性舞踊家が舞う映像を「女性らしい」と評価した.また,威厳のある,流暢な,不安定な,平等な,機敏な,非対称,腰の回転の大きさ,四肢のゆっくりとした動き,胴体の動きの非対称性,腕の小さい動き、胸のゆっくりとした動き、腰を使った後傾の動きの特性が、鑑賞者にとって女性らしさを識別する決定要因として因子分析から抽出された.さらに,共分散構造分析の結果,腰の回転の大きさ,四肢のゆっくりとした動き,胴体の動きの非対称性,腕の小さな動き,胸のゆっくりとした動き,腰を使った後傾によって、威厳のある、非対称、平等な印象を与え、それが日本舞踊における女性らしさの認知に影響することが示された.本研究は男性舞踊家による日本舞踊の女性らしさとその動きの関係を明らかにした. |