フクシマ タカシ
FUKUSHIMA Takashi
福嶋 崇 所属 国際関係学部 国際関係学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/09 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「J-クレジット制度の日本のパリ協定目標達成に向けた貢献可能性-森林分野に着目して」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 亜細亜大学・国際関係紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 亜細亜大学・国際関係研究所 |
巻・号・頁 | 34(1),1-20頁 |
総ページ数 | 20 |
担当区分 | 筆頭著者 |
概要 | 日本の代表的なカーボン・オフセット制度としてJ-クレジット制度があり、その特徴の1つとして、前身となるJ-VER制度を引き継ぐ形で森林をスコープとしていることがあげられる。本研究においてはJ-クレジット制度の中でもとりわけ森林分野に着目し、J-VER制度との比較から制度の現状と課題を明らかにすることを目的とする。そのうえで、「地球温暖化対策大綱」にも明記されているJ-クレジット制度の2050年のカーボン・ニュートラルの実現、その前段階としてのパリ協定への貢献可能性ならびに制度の今後の方向性について考察を加えた。
調査の結果、J-クレジット制度においてはJ-VER制度と比較して排出系の事業に対し森林分野(吸収系)の登録が遅れをとり、全体における割合が低下していること、森林分野のクレジットは排出系に比して入札・販売に苦戦している、すなわち購入者にとっては必ずしも魅力のあるクレジットとはなっていないこと、そもそも全体・排出系に対して認証量・割合自体が小さい森林分野はさらにその無効化・償却クレジットの割合も低くなっており、森林分野のクレジットが購入された後にも十分活用されていないこと、が明らかになった。 加えて、森林分野を含むJ-クレジット制度全体におけるクレジット量は「地球温暖化対策計画」における2030年度の目標クレジット量に対して極めて小さく、現時点におけるJ-クレジット制度のパリ協定の目標達成における貢献度は極めて小さいことが明らかになった。 |