オオノ リョウジ
Ono,Ryoji
大野 亮司 所属 国際関係学部 国際関係学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1995/05 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 「神話の生成-志賀直哉・大正五年前後-」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『日本近代文学』 |
出版社・発行元 | 日本近代文学会 |
巻・号・頁 | 第52集,91-105頁 |
概要 | 志賀直哉がまったく作品を発表せず、身辺情報もほとんど現れなかった大正五年という時点を境に、その評価は“有望作家の一人“から“絶賛“尊敬“熱烈な期待“へと地滑り的に変わる。これは①内面的な葛藤とその超克を通して〈個〉から〈普遍〉に至らんとする志向②実生活と作品世界とは不断に相互浸透的な循環運動を行うものだと捉える理解 の2つを基軸とする枠組が優位化したことの結果であり、またそうした構造的変容の徴候としてとして把握できることを、同時代評の分析・考察を通して示した。 |