シブヤ ミツヨシ
SHIBUYA Mitsuyoshi
渋谷 光義 所属 法学部 法律学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1997/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 「無因債務とその法律上の原因――Hermann Weitnauerの所説を中心に――」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 法学雑誌タートンヌマン |
出版社・発行元 | tatonnement刊行会 |
巻・号・頁 | 1号,58-81頁 |
概要 | 手形行為の無因性と手形法17条の人的抗弁対抗という基本問題との関連で、Hermann Weitnauerの諸説を取り上げ、検討を試みたのが本稿である。人が給付ないし債務負担をなす場合には、必ずある一定の目的を追求し、給付ないし債務負担の「法律上の原因」は、その当事者間で合意された「目的の到達」に求めることができる。これを手形行為に敷延するならば、当事者が手形行為によって達成しようとした目的の到達・不到達が手形法17条の人的抗弁の本質的考察にとって決定的である。 |