アライ ケンイチロウ
ARAI Kenichiro
新井 健一郎 所属 社会学部 現代社会学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2025/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | インドネシアの国会議員はジャカルタのどこに住んでいるのか ― 2014年~2019年任期議員たちの事例に見る居住分布― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 都市創造学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 亜細亜大学都市創造学部 |
巻・号・頁 | (9),17-49頁 |
総ページ数 | 33 |
概要 | 本論文は、インドネシアの2014年~2019年任期国会議員560人中、Kompas 社が出版した議員人名録に住所としてジャカルタ都市圏 (ジャボデタベック) を記載した330人について、その住所の分布 ・ 特徴を 明らかにしたものである。ジャカルタは国会議員の生誕地または就学地として大きな比重を占めている。また、その居住地は、全体の約4割が南ジャカルタから南タンゲラン市にかけて、約2割が東ジャカルタ市とブカシ市に集中していた。民主化後の主要大政党 (PDIP、Golkar、Gerindra、Demokrat) の議員たちの住所分布には、共通性が多く見られた。土地 ・ 住宅価格の高い Kebayoran Baru や Bintaro Jaya といった首都南西の高級ニュータウンには PDIP、Golkar、Gerindra、 Demokrat、PAN の議員が多く居住した。特に、最も古くからの政治勢力である Golkar 議員の多さが際立った。他方、PPP、PKB、PKS といったより小さなイスラーム系政党の議員は、より地価の低い Tebet から Duren Sawit といった首都東側、Kramat Jati といった首都東南、Pasar Minggu や Jagakarsa といった南方、あるいは Ciputat-Pamulung (南タンゲラン市) から Depok 市西端部にかけて居住する傾向が見られた。 他方、非ムスリム議員はデポック市やブカシ市、ボゴール市を好まず、中央ジャカルタ市や北ジャカルタ市の特定エリアやビンタロ ・ ジャヤを好む傾向が見られた。これらの知見は、インドネシアの政治エリートの政治的凝集性や分節の社会-空間的基盤の一端を明らかにするものである。 |