ヒガシウラ タクロウ
HIGASHIURA Takuro
東浦 拓郎 所属 国際関係学部 多文化コミュニケーション学科 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/09 |
形態種別 | 論文その他 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 身体運動が壮中年期の認知機能に与える影響 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | バイオメカニクス研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 22(2),79-83頁 |
著者・共著者 | 東浦拓郎,紙上敬太 |
概要 | 過去20 年間に渡る研究によって、習慣的な運動や体力の向上は、認知機能にも有益であることが明らかにされつつある。習慣的運動・体力と認知機能の関係を調査した研究は、世界的な高齢化に伴う認知症高齢者数の増加問題を受けて、高齢者を対象に開始された。そして、多くの研究の知見から、習慣的運動は高齢者の認知機能改善、認知症予防の一翼を担うことが示唆されている。さらに近年では、世界規模で問題となっている子供の運動不足、体力の低下の解決といった視点から、子供を対象とした研究が盛んに行われている。これらの研究では、子供の体力・運動習慣が学力やその基盤となる高次認知機能に関わっていることが示されている。一方、成人、特に壮年期から中年期を対象とした研究数は少ないのが現状である。壮中年期の成人においても、高齢者や子供のように、認知機能に対する運動の効果は認められるのだろうか。そこで本総説では、壮中年期の成人を対象とした研究に焦点を当て、身体運動と認知機能との関係を概論した。 |