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オグラ ケンユウ
Ogura, Kenyu
小倉 健裕 所属 法学部 法律学科 職種 准教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2025/10 |
| 形態種別 | 単行本 |
| 標題 | フランス会社法における新株発行規制―株主総会によるコントロール |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 亜細亜法学 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 早稲田大学出版部 |
| 巻・号・頁 | 60(1),71-95頁 |
| 総ページ数 | 25 |
| 著者・共著者 | 小倉健裕 |
| 概要 | フランス会社法の研究書。株式会社による新株発行について、発行自体を決定する過程と、新株の割当先を決定する過程とに注目して、いずれにおいても株主総会の関与が確保されていることを沿革および現行の実定法から分析。
第一部「原則の確立」では、新株の発行がかならず株主総会の決議に基づくという原則について(第一章)、また、既存株主にはその保有する株式に比例して新株を引き受ける優先権があるという原則について(第二章)、成立に至る経緯と趣旨とを論じた。第二部「原則の展開」では、新株発行の実施は実務上取締役会に委ねられるのだが、その際の権限委譲にも株主総会のコントロールが確保されるように法制度が構築されていることを(第一章)、また、株主の新株優先引受権は、会社の円滑な資金調達を妨げない形で柔軟化を経たこと、および、それによって今日でも上場会社における株主割当てが現実的かつ有力な選択肢であり続けていることを論じた。 |