オオノ リョウジ
Ono,Ryoji
大野 亮司 所属 国際関係学部 国際関係学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2000/11 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 「“個性”の尊重/“状況”の確認-大正七年前後の“文学シーン”をめぐって-」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『日本文学』 |
出版社・発行元 | 日本文学協会 |
巻・号・頁 | 2000年第11号(49巻11号/No.570),28-42頁 |
概要 | 特集:近代文学におけるカノン形成大正7年頃、〈文学〉をめぐってその直前の時期とは微妙ではあるが決定的変化が生じる。個々の作家や作品の“個性”を重視する読解基準が支配的になり、内なる“深み”に向かって“掘削”していくことが“成長”のイメージとなる。これに伴って、作品・作家評価のあり方や“理想”像や〈文学〉とそれ以外を分ける境界線の変更も生じ、しかもこれらは新聞・雑誌に頻繁に掲げられる月評や文壇鳥瞰図的評論等によって遂行的に確認され、再生産されていく。近代日本文学史に名を残す作家・作品が多く現れているこの時期のこうした状況を考察することは、〈文学〉のありようを再検討することと結びつくはずである。 |