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コタケ ナオコ
KOTAKE Naoko
小竹 直子 所属 国際関係学部 多文化コミュニケーション学科 職種 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2022/01 |
| 形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | 許可求めにおける丁寧度の判断―「シテモイイデスカ」と「サセテモラッテモイイデスカ」の違いに注目してー |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 亜細亜大学学術文化紀要 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 亜細亜大学学術文化学会 |
| 巻・号・頁 | (39) |
| 総ページ数 | 14 |
| 著者・共著者 | 小竹 直子 |
| 概要 | 許可求め表現における「シテモイイデスカ」と「サセテモラッテモイイデスカ」の使い分けについて、先行研究では「サセテモラッテモイイデスカ」のほうが丁寧な表現であるという記述に留まっていて、どのような場面でどのように使い分けられるのかについては明らかにされてこなかった。本稿は、日本語母語話者に対する質問紙調査によって、「{シテモ/サセテモラッテモ}イイデスカ」の選択傾向と許可を求める相手や用件の当然性との関わりを調べた。その結果、日本語母語話者は用件の当然性が高い場合に「シテモイイデスカ」を使い、用件の当然性が低い場合に「サセテモラッテモイイデスカ」を使いやすことを明らかにした。そして、外国人留学生に対する同様の調査では、日本語母語話者に比べて、外国人留学生は用件の当然性が表現の選択に影響を受けにくいことがわかった。このことから、日本語では頼みにくい用件の場合に「サセテモラッテモイイデスカ」が使われることを日本語教育において積極的に指導する必要性が示唆された。 |