コタケ ナオコ
KOTAKE Naoko
小竹 直子 所属 国際関係学部 多文化コミュニケーション学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/04 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「感じがする」が名詞につく場合の接続形式による意味の違い |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 亜細亜大学学術文化紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 亜細亜大学学術文化学会 |
巻・号・頁 | (38),13-33頁 |
総ページ数 | 21 |
著者・共著者 | 小竹 直子 |
概要 | 「日本は私にとって第二の故郷{の/な/だという/という}感じがします」のように、「感じがする」の前に名詞が来る場合、接続形式にいくつかのタイプがある。それぞれの接続形式による意味の違いを明らかにした研究はこれまでなかった。本稿は、コーパスによる実例調査と日本語母語話者に対するアンケート調査からそれぞれの接続形式がどのような発話意図で用いられるのかについて仮説を立て、検証した。それにより、特に「Nナ感じがする」は断定を回避し、「ぼかす」効果があり、「Nという感じがする」は感性でとらえた対象をそのまま読み手に再現して示す表現方法であることが明らかとなった。先行研究で「Nって」という形式がTwitterで多用されることが指摘されていたが、その原因を表現意図の観点から明らかにしたと言える。 |