コタケ ナオコ
KOTAKE Naoko
小竹 直子 所属 国際関係学部 多文化コミュニケーション学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 留学生が外部の人へのメールを書く際の調整行動―ビジネス日本語教育への応用の観点から― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 亜細亜大学国際関係紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 亜細亜大学国際関係研究所 |
巻・号・頁 | 30(1・2),151-178頁 |
総ページ数 | 28 |
著者・共著者 | 小竹 直子 |
概要 | 本稿は、外国人留学生が自分の大学のよく知る先生にメールを書く場合と、他大学の面識のない先生にメールを書く場合とで、メール文の丁寧度や内容をどのように調整するかを把握することを目的としている。本稿で報告した調査によると、留学生は、高い丁寧度が求められる外部の先生へのメールにおいて、件名や名乗り方、挨拶、署名欄など、適切な配慮ができておらず、自分の大学の先生へ送るメールとほどんど変わらない書き方で書いてしまう人が見られた。また、留学生へのアンケートによって、特に件名や挨拶の調整の必要について十分に認識していないことがわかった。このことは、他大学の知らない学生からメールを受け取る側のことが配慮できていなかったり、件名や名乗り方を工夫することにどのような意味があるのかを認識していないことを示していると考えられる
そこで、ビジネス日本語教育において、外部の人へのメールの書き方を指導する際、形式とともに、なぜそのような形式を用いるのか、その意味を教えることが重要だということが示唆された。 |