アライ ケンイチロウ   ARAI Kenichiro
  新井 健一郎
   所属   都市創造学部 都市創造学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2024/03
形態種別 論文その他
査読 査読あり
標題 捕獲と排除ー住宅・住環境整備からみた民主体制期インドネシア首都圏―
執筆形態 単著
出版社・発行元 未公刊(京都大学に提出した博士学位論文)
総ページ数 300
概要 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科に提出した博士学位論文。
本博士論文の目的は、ジャカルタ都市圏における住宅地・ニュータウン開発や住環境改善事業の担い手・主要な特徴・その空間的・社会的影響を実証的に分析し、体制転換がジャカルタ都市圏にもたらした継続性と変化を明らかにすることである。そのため、以下のような下位目標を設定した。
1 首都圏の開発において支配的な役割を果たしてきた不動産ディベロッパーとは具体的にどのような存在で、都市をどう変えてきたかを明らかにする。
2 民主化後最も強化された政府機関の一つである立法府は、どのような人々によって運営さ れ、首都圏の住宅・住環境整備にどのような形で関与してきたかを明らかにする。
3 不動産ディベロッパーや政府による都市開発と住環境整備は、都市住民をどのように包摂 または排除したのか、それに対し、どのような順応や反発が起こったかを明らかにする。
分析対象は不動産ディベロッパーや政府機関といった主にフォーマルなアクター、分析範囲は、空間的にはジャボデタベックと呼ばれる首都圏全域とし、時間的には 2000 年代の最初の約 20 年間としている。