スズキ トモヒロ
SUZUKI Tomohiro
鈴木 智大 所属 経営学部 経営学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 日本におけるガバナンス改革の「実質的」影響をめぐる実証分析 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 一橋ビジネスレビュー |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 東洋経済新報社 |
巻・号・頁 | 65(3),76-92頁 |
著者・共著者 | 伊藤邦雄、加賀谷哲之、河内山拓磨 |
概要 | 本論文のねらいは、日本で近年進展しつつあるコーポレートガバナンス改革が企業価値に与える「実質的」影響を検証することにある。このため、伊藤レポートが公表された2014年8月前後における「稼ぐ力」の変化、企業の財務政策や政策保有株式、取締役構造の変化が企業業績や価値に与える影響を分析した。本論文では検証の結果として、日本企業のROEは改善しているものの、コスト削減に牽引されており、全体として持続的な企業価値創造に結びつくかはなお予断を許さない点、より効果的に業績を改善している企業は、余剰現金や株主還元政策を見直すなど、コーポレートガバナンス改革に対して「形式的」な対応を超えて実質的にバランスシートを意識した経営改革に着手している点などを指摘する。 |