ミウラ トモコ
Tomoko MIURA
三浦 朋子 所属 法学部 法律学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 論文その他 |
標題 | 「第3章 社会認識に基盤を置いたシティズンシップの実体化およびその再構築モデルの開発研究(2)-地方自治体と住民の関係性に着目した社会参画のあり方を例として-」 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 『社会認識に基盤を置いたシティズンシップの実体化およびその再構築モデルの開発研究 』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 91-111頁 |
著者・共著者 | 三浦朋子・椎名和宏 |
概要 | 『平成24年度~平成26年度科学研究費補助金研究成果報告書』(研究代表者戸田善治)
本稿では、社会認識の形成とシティズンシップの育成が相互補完の関係にあることに着目し、社会認識に基盤を置いたシティズンシップの実体化を目指す授業モデルについて提案した。授業モデルとして、千葉市が平成26年9月から本格運用を開始した「ちばレポ」を取り上げ、実際に授業を行った結果を検証した。「ちばレポ」は、スマホ等のアプリを活用して、市民の意見や提案を市役所へレポートし、その結果がすぐに市政に反映されるという全国でも画期的な双方向型のシステムである。授業では、子どもたちが実際に外へ出て問題を発見し、レポートを投稿した。一連の授業単元を通じて、子どもたちの主体的な社会参画への意識が高まったと同時に、行政の判断基準や考え方を子どもの思考の中に取り入れることができた。このように、自治体と住民の関係性や、自分たちの市民(住民)としての役割を考える社会科授業が、今後さらに重要になることを主張した。 |