オグラ ケンユウ   Ogura, Kenyu
  小倉 健裕
   所属   法学部 法律学科
   職種   講師
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2024/07
形態種別 論文その他
標題 仮取締役(一時取締役)が招集した株主総会における新たな役員選任決議により先行決議の不存在確認を求める訴えの利益が消滅したものとされた事案
執筆形態 単著
掲載誌名 金融・商事判例
掲載区分国内
巻・号・頁 (1695),17-23頁
概要 東京地判令和4年6月27日LEX/DB25606351の評釈。取締役選任決議が不存在である場合、そこで選ばれた(とされる)取締役は実際には取締役ではないから、株主総会を招集する権限を持たず、したがって以後の総会はすべて不存在となる(瑕疵の連鎖)。本件では、選任決議の効力が争われている、会社の唯一の取締役が死亡した後に、裁判所が選任した仮取締役が総会を適法に招集したことによって、うえの瑕疵の連鎖が遮断され先行決議の不存在を確認する利益が失われるとされた。評釈中では、仮取締役以外に瑕疵の連鎖を遮断しうる方法についても検討している。