マツモト ケンシン
Matsumoto,Kenshin
松本 賢信 所属 法学部 法律学科 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2005/07 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | "Vladimir Nabokov's Early Worksand Chess" |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Journal of the Society for General Academic and Cultural Research |
巻・号・頁 | No.7 |
概要 | ウラジーミル・ナボコフにとって、チェスは単なるボード・ゲームではなく、彼の創作技法にも影響を与えるほどの芸術的な関心の対象であった。本稿では初期の詩「チェスの駒ナイト」、シーリン時代の傑作『ディフェンス』、亡命後に書かれた自伝『記憶よ、語れ』の三作品を中心に、ナボコフの文学技法(メタファー、アレゴリー)とチェスとの関わり合いについて考察した。論文には①「ナイト」が基にしているアンデルセンとキゼリツキーの対局(1851年、ロンドン)では白のサクリファイスが実際には不成立であること、②1940年代にナボコフがパリで創作した2手詰めのチェス・プロブレムには3手メイトの別解が存在すること―以上二点の発見についても言及されている。なお、論文の本文は英語で書かれ、冒頭にロシア語によるレジュメが付されている。 |
ISSN | 1347-0248 |