シブヤ ミツヨシ
SHIBUYA Mitsuyoshi
渋谷 光義 所属 法学部 法律学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/05 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 「白地手形補充権の法律構成―補充権の財産権性に関する歴史的経緯―」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 愛媛法学会雑誌 |
出版社・発行元 | 愛媛大学法学会 |
巻・号・頁 | 34巻3/4号,1-60頁 |
概要 | 白地手形の補充権の財産権性に関する沿革を尋ね、ドイツの議論を中心に、その歴史的経緯について考察を試みたのが本稿である。白地手形の補充権を「財産権」として特徴づける立場は、「補充権の相続の可否」という問題を契機として、一九世紀中葉にプロイセン一般ラント法の解釈論として提唱されたものであって、このような解釈は同法によって歴史的に条件づけられていた。一九世紀中葉当時とは異なり、現行法のもとでは、「代理権」、「授権」などの諸概念が発展しており、もはや白地手形の補充権をもって「財産権」(=形成権)として特徴づける立場が唯一の妥当な法律構成であるということはできない。 |