オグラ ケンユウ
Ogura, Kenyu
小倉 健裕 所属 法学部 法律学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/04 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | フランスの新株発行規制 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 私法 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (85),144-151頁 |
概要 | フランス株式会社法は、上場会社も含め、新株の発行が常に株主総会の決議に基づいて行われるような規制をもうけている。株主総会のコントロールは、発行それ自体の決定と、新株の割当の方式の決定との、2つの側面から及ぼされている。このように厳格な事前の手続きが課せられていることで、既存株主の利益は自ずと確保されるというのがフランス法の特長である。かつ、定時総会の場が活用されることによって、会社の資金調達の機動性も損なわれないようになっている。わが国の新株発行規制(公開会社についてのもの)とは対照的であるが、現在の日本法の枠組みにおいても、定時総会の場を利用して会社の資本政策について対話をなすことは可能であり、かつそうすべきである。 |