オオノ　リョウジ   Ono,Ryoji   大野　亮司    所属   国際関係学部 国際関係学科    職種   准教授
言語種別	日本語
発行・発表の年月	2000/04
形態種別	論文その他
標題	"Literariness"of ShigaNaoya:The InterpretiveCode of"Literature"[in Japanese][志賀直哉の"文学性":"文学"の解釈 コード〔日本語による〕]
執筆形態	単著
掲載誌名	Proceedings of the Association for Japanese Literary Studies
巻・号・頁	Vol.1(2000 Summer),207-220頁
概要	Theme: The Issue of Canonicity and CanonFormation in Japanese Literary Studies〔特集：日本文学研究における正典性と正典編成の問題〕大正6年に発表された志賀直哉「和解」「城の崎にて」を、作品の物語的・時間的形式及び同時代の言説の動向という点において比較検討し、①前者への絶賛は弁証法的な上昇の物語を価値あるものとし、それを作中人物と作者の双方において見出すという、当時支配的だった読解枠組の関与を通して生じたものと言え②後者への言及のま超越的位置から一人称によって“感慨”が示されるという作品の様態と当時一般的だった〈感想〉という言説モードとの類似が深く関わっていると論じた。