オカザキ ヒロキ
OKAZAKI Hiroki
岡崎 弘樹 所属 国際関係学部 多文化コミュニケーション学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/06 |
形態種別 | 単行本 |
標題 | ヤシーン・ハージュ・サーレハ著、岡崎弘樹訳『シリア獄中獄外』 |
執筆形態 | その他 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | みすず書房 |
著者・共著者 | 岡崎弘樹訳 |
原著者 | ヤシーン・ハージュ・サーレハ |
概要 | 「監獄経験を記すことは独裁政権によって引き裂かれることへの抵抗なのです。戦う相手は独裁であり、政治囚であり、また収監を強いる政治です。となれば監獄の物語や経験談をイデオロギーや神話から脱却させる必要があります。監獄が個性を消し去るのであれば、監獄について書くことは、その野蛮な腹を切り裂いて個々人の物語をひとつひとつ救いだすことです」
半世紀にわたって存続する「アサドのシリア」。国際的に支えられた独裁国家にあって監獄は「国民的経験」と化している。ハーフェズ政権下の1980年、反体制派組織に所属していたかどで拘束され、16年ものあいだ獄中につながれたアレッポ大学医学部生——今世紀に入って「ハヤート」「ナハ—ル」ほか汎アラブ紙上で論陣を張り、「アラブの春」以後はその発言が世界的に注目されるにいたったシリア人作家・ジャーナリストがみずからの監獄経験、出獄後の元政治囚の生活、獄外情勢をめぐって綴った政治的省察。 |