アライ タカオ
Arai,Takao
新井 敬夫 所属 国際関係学部 国際関係学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「マレーシアの産業集積と地域格差-地域別の製造業生産関数による分析、1985-1996年-」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『亜細亜大学国際関係紀要』 |
出版社・発行元 | 亜細亜大学国際関係研究所 |
巻・号・頁 | 14巻2号,127-149頁 |
概要 | マレーシア各州の製造業に焦点を当て、その偏在の様相を紹介し、各州の生産構造を生産関数により分析することで、「集積効果」がどこの地域に、どの程度表出しているかを明らかにしている。まず、住民一人当たりの所得を指標とすると先進州と後進州に相当の格差があることを指摘し、さらに、製造業の企業密度(面積あたり企業数)、産出密度(面積あたり粗産出額)にも大きな格差が存在すること、これらは、歴史的条件、輸出振興政策、輸出および輸入の比率が高い「ハイ・エクスチェンジ・エコノミー」型産業構造に起因することを論じた。以上の指標による分類を念頭に、州ごとにコッブ=ダグラス型生産関数を推計したところ、「高度集積州では、労働と資本投入に関して収穫逓減が見られるが、集積効果によって生産が押し上げられている可能性がある、対照的に準集積州および非集積州では労働と資本投入に関してほぼ収穫不変あるいは収穫逓増となる、集積効果は高集積州ほどには大きくないとの結論を得ている。 |
ISSN | 0917-3935 |