アライ ケンイチロウ
ARAI Kenichiro
新井 健一郎 所属 都市創造学部 都市創造学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 中国の一帯一路とインドネシアの首都圏開発 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 都市創造学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 亜細亜大学 都市創造学部 |
巻・号・頁 | (4),15-40頁 |
総ページ数 | 26 |
概要 | 本稿は、一帯一路戦略公表後の中国のプレゼンスが、インドネシア首都圏の都市開発においてどの程度高まったのかを検討する。論文では、首都圏における中国資本の主要不動産開発事業を一覧化し、進出状況を概観した。特に2016年前後からアパートメント事業への参入が活発化したものの、参入はまだ 初期段階であり、不動産市場におけるその影響は限定的であることが分かった。直接投資に加え、中国 政府は現地華人にも一帯一路への協力を呼びかけており、その影響も重要である。インドネシア首都圏 東部では、華人大手不動産ディベロッパーと中国資本共同の大型都市開発事業が企画され、誇大な広告 宣伝がなされたが、こちらもまだ開発の初期段階である。ただし、膨大な広告宣伝はイメージの次元で、 中国のプレゼンスを高めており、他方で中国の脅威を煽る政治宣伝も活発化している。従って、一帯一路戦略の具体的な影響の分析は、広告宣伝とイメージ形成の次元も考察に含める必要がある。 |
researchmap用URL | https://asia-u.repo.nii.ac.jp/records/26578 |