オグラ ケンユウ
Ogura, Kenyu
小倉 健裕 所属 法学部 法律学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/06 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | フランス株式会社法における株主の総会決議による資本増加の決定(1) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 早稲田大学法研論集 |
巻・号・頁 | (158),69-80頁 |
総ページ数 | 12 |
概要 | 新株発行という株主の利益に大きな影響を及ぼし得る会社の行為について、今日でもフランス法では株主総会がこれを決定するという原則をとる。1807年商法典のもとで、新株発行すなわち資本の額の変更は会社「契約」の変更として株主全員の同意を要したものを、実際にはそれは不可能であることを理由に20世紀初頭に多数決を採用した経緯があること、しかし多数決の採用は同時に多数派株主あるいは取締役による濫用の余地を生み、このことが株主保護のためにさらなる規制が設けられることにつながることを示した。 |