セキグチ マサル
Sekiguchi,Masaru
関口 勝 所属 経営学部 経営学科 職種 教授 |
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言語種別 | 中国語 |
発行・発表の年月 | 2010/07 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 探討蔣渭水與現代台湾政治 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 亜細亜大学学術文化紀要 |
出版社・発行元 | 亜細亜大学学術文化学会 |
巻・号・頁 | (17) |
概要 | 蒋渭水は、1920年代に台湾で活躍した啓蒙思想家である。渭水は、日本統治下にあって、社会・文化運動により、台湾人の地位向上を求めた。渭水は孫文の思想に傾倒し、強い影響を受けている。特に渭水は、孫文が晩年、国民党改組の際に採択した「聯蘇・容共・労農扶助」三大政策の影響を強く受けている。そのため後に「台湾の孫中山」とも呼ばれている。さらに渭水は、秘密裏に中国国民党の関係者と連絡を取っていたとも言われている。
しかし、政治的要因により、これまで国民党が渭水を取り上げることは、ほとんどなかった。ところが近年になって、国民党が突如として、渭水を大きく取り上げた。このことは台湾の多くの歴史学者を驚愕させた。そこで本稿では、1級史料に依拠し、蒋渭水の思想の再考を試み、渭水と中国国民党との関係に焦点を当てるとともに、渭水の思想が混迷する現代の台湾政治にどのような影響をもたらしているのかについて論じた。 |
ISBN | 134-0248 |
ISSN | 1347-0248 |