セキグチ マサル
Sekiguchi,Masaru
関口 勝 所属 経営学部 経営学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/03 |
形態種別 | 論文その他 |
標題 | 「台湾における日治史研究の現状と伊沢修二の日本語教育について」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『アジア研究所・アジア研究シリーズ』 |
出版社・発行元 | 亜細亜大学アジア研究所 |
巻・号・頁 | No.71(アジアの文化、特に思想・宗教・言語の多様性の研究Ⅳ) |
概要 | 50年におよぶわが国による台湾統治は、その目指すところは、台湾人の「同化」にあった。そのため総督府は積極的に日本語教育を推進し、台湾人の日本語普及率は向上した。日本語の普及は、台湾人に社会科学、自然科学などの近代化の概念をもたらしたが、日本という異民族統治に抵抗することを通して、台湾人が台湾人としてのアイデンティティーを確立する方向へと導いた。そのため最終的に日本語は台湾人の生活言語になるまでには至らなかったと言われている。本論では、台湾における日治時代の歴史研究の現況、歴史観をめぐる論争および領有当初における伊沢修二の日本語教育について伊沢の著述を基礎史料に再考を試みた。 |