ウスイ クニヒコ   Usui,Kunihiko
  臼井 邦彦
   所属   経済学部 経済学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2007/03
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 「公会計における効率性とキャッシュアウトフロー最小化」
執筆形態 単著
掲載誌名 『亜細亜大学経濟學紀要』
出版社・発行元 亜細亜大学経済学会
巻・号・頁 31巻1/2号
概要 我が国内閣府経済戦略会議が1999年2月に公表した「日本経済再生の戦略」は、日本経済の再生に必要不可欠の方策として政府の効率化(政府規模の縮小化)を示唆し、具体的に政府会計の側面では従来の公会計の企業会計化への改革を指示した。その考え方は現在の内閣府経済財政諮問会議の「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006」に引き継がれている。よって、公会計の企業会計化への改革の重要な目的は、政府の規模を縮小することである。これは前年度の議会で決定される政府支出の削減を意味するが、政府は利潤を追求しないので、その収入総額はその費用総額に等しくなる。また政府は原則として市場で売買される棚卸資産を持たないので、その費用総額は減価償却以外の支出総額と等しくなる。一方、政府の収入総額は租税収入と公債収入から構成されるので、支出総額を最小化することが収入総額を最小化することにつながる。(61~79頁)
ISSN 0385-5-4604