キム ヒョンジョン
KIM Hyeonjeong
金 賢貞 所属 国際関係学部 多文化コミュニケーション学科 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/09 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「韓国の文化財行政と『近代』―『登録文化財制度』の新設を中心に―」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『国際関係紀要』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 亜細亜大学国際関係研究所 |
巻・号・頁 | 28(1),1-42頁 |
概要 | 本稿は、韓国の文化財行政に着目し、近代の文化的所産が、いかにして「民族(ギョレ)の生活の叡智と息吹の宿る宝」「民族文化の精髄」の「基盤」たる「誇らしい」文化財の一部として取り込まれるようになったのか明らかにした。抵抗の対象であったはずの「近代」、特に植民地時代の文化的所産に「文化財」としての価値を与え、それを国家が保護するシステムとしての「登録文化財制度」の出現に注目した本稿は、韓国の登録文化財制度に関する先行研究が皆無に近い中、韓国の文化財行政における大きな転換とその含意を明確にするとともに、現代韓国における近代観の現状を論じた研究として評価できる。 |