オノエ ノリコ
  尾上 典子   経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科   教授
    標題
  「ライヴ・エンターテインメントの王者Harry Houdini―その苦闘の時期―」
    概要
  Harry Houdini(ハリー・フーディーニ)はアメリカ最高のライヴ・エンターテイナーの一人であり、単なる奇術師にとどまらず、天才的なイリュージョニストにして脱出技を特技とするエスケイプ・アーティストであった。彼は超人的努力によって演技の開発に献身するとともに、偉大なショウマンとして、観客の心を捉えるための演出に思いを馳せた。彼が優れていた第一の点は、単なる奇術の披露ではなく、それを幾つか組み合わせ、迅速さと敏捷さを駆使して、観客の意表を突くような斬新で劇的な演技を開発したことである。次に「手錠抜け」や脱出術の舞台として、劇場だけでなく各地の警察や監獄などを活用し、新聞というマスメディアを通じて広く社会に自己の驚異的な技を知らしめた点が独創的である。そして彼は、少年時代から様々なスポーツで鍛え抜いた肉体をエンターテインメントと結びつけることに着目し、大観衆の見守る戸外の都市空間で、危険な離れ技を公開して、本物のドラマを演じるようになって行く。
本稿はHoudiniの長年の努力が実を結び、1899年1月にエスケイプ・アーティストとして、世の注目を集めるに至るまでの時期について考察したものである。

  単著   『経営学紀要』   亜細亜大学短期大学部学術研究所   22巻(2号 掲載確定)   2015/03

gakumu@asia-u.ac.jp(総合企画部学務課)
〒180-8629 東京都武蔵野市境5-24-10 亜細亜大学
Copyright©Asia university All rights reserved.