オノエ ノリコ
  尾上 典子   経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科   教授
    標題
  「21世紀型テーマパーク・ハウステンボス-理想型未来都市ハウステンボスから発信される都市文化」
    概要
  ハウステンボスは、日蘭交流の歴史をふまえ、オランダの国づくりの英知に学んで創造された、エコノミーとエコロジーが融和する理想的な未来都市像を示した21世紀型テーマパークである。ハウステンボスの建設を指揮した神近義邦氏は、1980年に「生態系」を重視した自然動植物公園「長崎バイオパーク」を開園した後、愛する故郷の大村湾を臨む長崎県西彼町に「現代の出島」を創ろうと思い、オランダ政府の支援を得て、同国の黄金時代の17世紀の街並を再現し、復元帆船を繋留したテーマパーク「長崎オランダ村」を1983年に開設した。さらに彼は「通過型施設」を発展させて「滞在型」と「定住型」を組み合わせた施設づくりをめざし、文化施設、公共施設、商業地区を備え、豊かな自然環境に恵まれた「魅力ある都市の創出」が21世紀の主要なビジネスになると信じ、遠大な都市開発事業に取り組んだ。こうした彼の発想は、実は、晩年のWalt Disneyの最後の夢であった実験的未来都市EPCOT建設構想と似通っていた。そして、ハウステンボスを特徴づけている人文系博物館と数多くのアトラクションの殆ど全てから、格調高い都市文化が世界に向けて発信されていることに注目すべきである。
  単著   『経営学紀要』   亜細亜大学短期大学部学術研究所   17巻(1/2号),1-89頁   2010/03

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