オノエ ノリコ
  尾上 典子   経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科   教授
    標題
  「アメリカ文化における西部文学の意義―McTeagueを中心として―」
    概要
  McTeague―A Story of San Francisco(1899年)は、Frank NorrisがZolaをはじめとするフランス自然主義作家の影響を受けて創作したアメリカで最初の本格的な自然主義小説と一般に定義づけられ、遺伝と環境、偶然の機会が人間をいかに堕落させるかを克明に描写されていると認められているが、本稿では、Norrisが19世紀後半のGilded Age(「金めっき時代」)に急速な発展を遂げたアメリカ西部の大都市San Franciscoの大衆文化をいかに捉えていたかについて精察し、この西部の大都会San Franciscoで堅実な努力によって社会的成功を収めつつあった さ中に突然の逆境に陥り人生の敗北者となった主人公の歯科医師が精神的に挫折し、守銭奴と化した妻を殺害し、当時の物質主義的文明社会に適応しきれず、故郷のSierra Nevada山中の 辺境へ逃れた後、灼熱の砂漠Death Valleyで死に直面するというドラマティックな展開について論述し、この小説に対する文学的・文化史的考察を行なった。
  単著   『経営学紀要』   亜細亜大学短期大学部学術研究所   8巻(1号),23-82頁   2000/07

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