オノエ ノリコ
  尾上 典子   経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科   教授
    標題
  「アメリカ文化と西部劇―その歴史的考察」
    概要
  Thomas A.Edison によって1891年にKinetograph Camera(活動写真撮影機)が発明されて映画が誕生して100周年に当たる本年(1991年)、「アメリカ人の魂」とまで呼ばれるアメリカ映画について考えながら、「アメリカ人の魂」すなわち様々な分野での開拓者魂、進取の気性、冒険心、向上心、正義感、自立心、家族愛、個人主義に根ざした隣人愛・友愛、ヴォランタリズム等をよく表わしているものは広くアメリカ一般大衆に愛されている「西部劇」と思うに至り、数あるアメリカ映画のジャンルの中で、特に「西部劇」を通してアメリカ文化の特質を考察した。まず、アメリカ一般大衆に愛好されてきた西部劇映画の主な作品を制作時期別に並べて論じ、それらの舞台となったアメリカ西部の当時の状態を考察し、西部劇のヒーロー数名を取りあげ、彼らがヒーローとされるに至った文化的背景を分析し、Frederick Jackson Turnerのフロンティア学説を西部劇と重ねて見ると、西部劇こそTurnerの学説を「アメリカ大衆文化」化したものと解釈されると論証し、最近では西部の物語に歴史家による克明な研究が加えられ、真のアメリカ精神文化を表現する芸術性に富んだものとなっていると指摘した。
  単著   『日本経済短期大学紀要』   日本経済短期大学学術研究所   22巻1号(亜細亜学園創立50周年記念号),219-270頁   1991/11

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