オノエ ノリコ
  尾上 典子   経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科   教授
    標題
  「『ブライズデイル・ロマンス』における愛と死(一)」
    概要
  『緋文字』『七破風の家』とともにニュー・イングランド三部作を成すホーソーンの長編小説『ブライズデイル・ロマンス』は、作者自身と同時代のアメリカで勃興しつつあった空想主義的社会主義思想に基づいて建設された社会主義的実験農場(Brook Farm)での共同生活に彼自らが参加した時の経験を背景として書かれたものであり、この小説の舞台となっているブライズデイルの共同体の一員である詩人カヴァデイルを語り手として、進歩主義的社会改革、婦人の権利拡張のための運動、芸術家の創作活動に必須の諸条件、当時の人々の関心を喚起しつつあった催眠術および心霊学などについて展開された作者の見解について三回に分けて論考を行なった。本稿(ー)では、特にホーソーンが描いた「永遠の女性」を代表する謎の人物とされる女主人公ゼノウビアの内面的外面的特徴、彼女がブライズデイルの運動に参加するに至った経緯と、そこでの彼女の生活について論じながら、他の重要人物たち-カヴァデイル、ホリングズワース、プリシラ等について考察し、ゼノウビアが博愛主義運動家ホリングズワースに対して情熱的な愛情を抱いていく過程を分析した。
  単著   『日本経済短期大学紀要』   日本経済短期大学学術研究所   15巻(2号),129-154頁   1985/01

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